今月は米粉のタラッリ ドルチェを作ります。
タラッリというのはプーリア州やカンパーニャ州のドーナツ状の小さな固いパンになります。プレーンのタイプやフェンネルシードが入っているのもあります。中はアレンジしやすく胡椒のタラッリなどもピリッとしています。
ワインのおつまみにはぴったりです。止まらなくついつい食べ過ぎてしまいます(笑)
ワインと、他のおつまみにチーズと生ハムがあったらもう何もいらないという人も少なくないかもしれません(笑)
パンといってもふんわりとした柔らかいパンではなくて、グリッシーニに似た食感です。
ちなみに家の娘はおやつにタラッリ大好物です♪
タラッリには甘くないタイプと甘いタイプがあります。
5月のレッスンではタラッリ ドルチェという甘いタイプで作ります。しかし、生地はほんのり甘くしようと思ってます。お好みでレモン風味のアイシングを乗せるのでスナック感覚でもまた、おつまみでも食べる事ができます。
小麦粉の代わりに米粉を使います。
試作では粉の配合を変えたり、米粉を変えてみたり、作り方を変えたりしました。調理法でも食感も微妙に変わりました。
もう、試作は終わってますが、美味しいのでまた更なる新しい味と食感を求めて米粉でまた作ろうかな(笑)とか思ってます。
プーリアにはオリーブオイルもワインも小麦粉も全てあるのでタラッリが土地の食材で出来上がりました。シンプルな材料でこんなに美味しいパンができるのは感慨深いです。
ワインが入る事でリッチな味わいになります。
米粉のタラッリ ドルチェはカリッとした食感と米粉の優しい甘さがあります。
タラッリ ドルチェはパスクワや四旬節の終わりをお祝いする為の焼き菓子です。南イタリアのほぼ全ての地域で作られています。
原産地はカンパーニャ州なのかプーリア州なのか?またはシチリア?なのかはわかっていないようです。
しかし、地域によって大きさや作り方や中に入る材料が変わって特徴があります。形は似ているけれどお味も食感も変わるのでどこで食べても新しい発見がありそうです。
イタリアではお土産用などでも売られているのでとっても人気がありますね。
イタリアには「tutto e finito a tarallucci e vino」ということわざがあり、口論が起こったとしても平和に解決しようというような意味になります。美味しいタラッリとワインがあったら仲直りも早そうですね♪
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