8/30日は7年前に亡くなったいとこの命日でした。
私にはたくさんのいとこがいますがみんな仲良くさせて頂いてます。本当に感謝です。
一番上のいとこは栄子ちゃんと言いますが7年前に大腸癌で亡くなりました。
自営業でファイナンシャルプランナーをしていました。パワフルで明るくて聡明で、みんなから慕われていましたし、頼り甲斐のある存在でした。
蘭が好きで部屋で鉢でたくさん育ててました。本当は蘭を供えたかったけど、蘭がなかったので仏花でも洋風のお花にしました。
仏壇がある訳ではないのですが気持ちとして花瓶に供え、父の遺影の近くに置いて手を合わせました。
次の日、8/31日には従姪が家に遊びに来ました。その時に母と一緒に栄子ちゃんの思い出話に花が咲きました。
従姪は静岡の田舎で自分のファッションが受け入れられず悩んでいました。
中々、親以外の周りに理解が得られない中、栄子ちゃんだけは「いいじゃんと言って」受け入れてくれたそうです。その事は従姪の気持ちを随分と楽にしてくれたようでした。
私も色々と相談させてもらったりしてお世話になりました。
栄子ちゃんが仕事で東京に来る時にはよく「洋服を買いに行くの付き合って」と言われて、一緒に選びに行きました。
栄子ちゃんのお客さんはお医者さんとかが多かったから自分もきちんとした洋服を選びたいとの事で高級ブランドでスーツやコートなど選びに行きました。カチッとしたかっこいい系で何十万もする洋服なのではっきり言って私が一緒に見に行っても役立っていたのかわかりませんでした(笑)
ただ、会ってご飯もご馳走してくれたり楽しかった♪
栄子ちゃんのお父さん、私からしたら叔父ですが、早くに亡くなりました。田舎で家は貧しかったです。でも、栄子ちゃんが父親代わりになって一生懸命働いて家族を養ってました。並大抵の努力ではなかったと思います。
栄子ちゃんとの思い出を従姪と母と話してました。
すると次の日、ちょっと変わった夢を見ました。
夢の中で、私は母と叔母と一緒にいました。母と叔母は何かテーブルで作業をしていて私はそれを見ていました。
ふと襖の方を見ると亡くなった栄子ちゃんがひょっと出てきました。そして私に一言、「これ、どお♪?」ってなんともいい顔をして聞くのです。
ブログに書くのも恥ずかしいのですが、私は会えて嬉しくて声を出して泣いてました。
母や叔母に栄子ちゃんがいるよっていう時間ももったいなくて、栄子ちゃんだけを見てひたすら号泣してました。
その時の会っている空気感のリアルさが半端なく、夢だなんて1mmも思いませんでした。
栄子ちゃんはとっても顔色もよく、病気の前のふっくらとした体型で穏やかで優しい表情をしていました。
しばらくすると、ハッと目が覚めました。なんだ、夢か!
でも、リアルで会っていたという感じが抜けなかったです。前日にみんなで栄子ちゃんの話をしてたから夢に出てきてくれたのかもしれません。
そして起きて気づきました。栄子ちゃんが夢の中で言っていた「これ、どう?」っていうのは着ていた洋服の事だと。生きていた頃、一緒に洋服を選びに行っていた時は殆ど、お客さんに失礼のないようなビジネスの服が多かったです。カチッとしてて色も黒とかグレー、ベージュなどでした。
でも、夢の中の栄子ちゃんは華やかな濃いピンクのアンサンブルに薄い桃色のパンツ(ズボン)をはいてました。今は自分の着たい服を着ていたのかもしれません♪そして、一緒に買い物に行った頃のように私に感想を求めていたのかも(笑)
この夢で1つだけ後悔していることがあります。
それは泣いてばかりで一言も言葉を交わせなかったことです。だから、目が覚めたら手を合わせて心の中で「似合ってたよ」と伝えました。
今、健康を考えてより体にいい食材を使いレッスンさせて頂いています。きっかけは大好きだった栄子ちゃんの病気や父が病気になったことです。
予防という事もあるのですが、病気になって父と栄子ちゃんの食事を作っていた時に体が変わっていくのを側で見ていたから。食べ物で体も心も大きく変わります。
食べ物には目に見えないけど自然の力ってあると実感したからです。
これからもお料理を通して皆様のご家族の心と体の健康を考えて、お役に立てるようなイタリアンを作り続けていきたいなと思います。
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