重ね煮とは?冷えで悩む人にこそ知ってほしい体が温まる調理法というお話です。
「重ね煮」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際にはどんな調理法なのかよく分からない。そんな方も多いのではないでしょうか。
私は、マクロビオティックとイタリア料理を融合させた料理教室を主宰しています。今月のレッスンでは「重ね煮」を使った春野菜と豆腐のボッコンチーノをお伝えします。
この記事では、重ね煮とは何かをわかりやすく解説しながら、冷えで悩む方にとっての重ね煮のメリットを、料理講師の視点でお伝えしていきます。

重ね煮とはどんな調理法?
重ね煮の基本的な考え方
マクロビオティックにおける「陰陽」の考え方
重ね煮とは、マクロビオティックの考え方をベースにした調理法のひとつです。食材にはそれぞれ「陰」「陽」という性質があり、重ね煮ではそのバランスを大切にします。
食材の持つエネルギーを活かす調理法
野菜が本来持っている水分や旨みを引き出すことで、余計な調味料に頼らなくても、やさしく深い味わいになります。
火・水・順番を大切にする理由
重ね煮では、鍋に入れる順番と火加減がとても重要です。下から陰性、上に陽性の食材を重ね、少量の水と弱火でじっくり火を通します。
なぜ「重ねる」だけで美味しくなるのか
重ね煮では、鍋の中で対流しながら野菜が加熱されるすることで自然な甘みと旨みが引き出されます。
昆布や顆粒だしに頼らなくても素材本来の味だけで十分な満足感が生まれます。
さらに、塩やオイルを最後に少量加えるだけのシンプルな味付けでしっかり味が決まり、体に負担をかけにくいのも大きな特徴です。

一般的な煮物・スープとの違い
重ね煮は一般的な煮物のように水をたっぷり加えず最小限の水で調理し、食材を混ぜるのではなく重ねることで味の層を生み出すため、消化に余分なエネルギーを使いにくく、食後に疲れにくいという体へのやさしさがあります。素材の味がしっかり感じられます。
重ね煮が冷えで悩む人におすすめな理由
冷えの原因は「内側の冷え」
冷たい飲み物や食べ物、早食いといった習慣によって知らず知らずのうちに内臓が冷えやすくなってます。
忙しさから簡単な食事で済ませがちな現代女性は特に冷えを抱えやすいうえ、更年期世代になると巡りや代謝が低下することで、より一層冷えを感じやすくなります。
重ね煮が体を温める理由
弱火でじっくり火を通す重ね煮は消化にやさしく胃腸を冷やしにくいです。
火を通すことで野菜の陰性が和らぐため生野菜が苦手な冷え性の方でも取り入れやすく、食後にエネルギーを奪われにくいので「食べたあとにぐったりしない」と感じる方が多い調理法です。
冷え性・更年期世代に向いている理由
重ね煮は毎日の食事で体力を消耗しにくく、ホルモンバランスが乱れやすい時期でも心を穏やかに保ちやす苦なります。素材を重ねて煮るだけなので、疲れている時でも料理をやる気になりますよ(笑)
特別な道具を必要とせず日常に無理なく取り入れられる「続けやすさ」が大きな魅力の調理法ですね♪
重ね煮のメリット|体と心へのうれしい変化
体がじんわり温まる
重ね煮は食後すぐに体がじんわり温まるのを感じやすく、手足がぽかぽかしてくる方も多いです。しかも、もし土鍋で作るならば、熱がやさしく全体に伝わり、より深い温かさを実感しやすくなります。
こうした食事を継続することで冷えにくい体づくりへとつながっていきます。
少ない調味料でも満足できる
食後に疲れにくく、眠くなりにくい
重ね煮は消化に余分なエネルギーを使いにくい調理法のため、食後に体力を奪われにくく、実際に食後のだるさが軽くなったと感じる方も多くいらっします。
胃腸に負担をかけない食事を続けることで仕事や家事をするためのエネルギーを保ちやすくなり、一日を通して比較的安定した調子で過ごしやすくなります。
マクロビ×イタリアンで楽しむ重ね煮料理

春野菜と豆腐のボッコンチーノとは
ボッコンチーノの意味と料理の特徴
ボッコンチーノは「小さなひと口」という意味のイタリア語です。
春野菜を使う理由
春はデトックスの季節。やさしい調理法が向いています。
豆腐を使うことで得られるやさしさ
植物性たんぱく質で、体をいたわる一皿になります。
鍋に食材を重ねたらあとは出来上がりを待つだけです♪
冷えを食事から整えたい方へ
重ね煮は「一時的な対処」ではない
体は特別なことをしなくても毎日の食事の積み重ねによって少しずつ変わっていくため、食事を習慣として整えることがとても大切で、実際に重ね煮を学ばれた生徒さんからも「家でもよく重ね煮調理をしています」「お味噌汁にも重ね煮を使っています」といった声をいただくことが多く、無理なく続けられることが体質を整えていく大きなポイントだと感じています。
料理教室で大切にしていること
理論だけでなく「体感」を大切に
実際に食べて、感じることを大切にしています。食後に胃腸が軽くなった。食べると体がスッキリしますとお声を頂きます。
自分の体の変化に気づくこと
料理を通して、自分をいたわる時間になり食で元気になってほしいと思っています。
料理を通して自分を労わる時間
それが、冷え改善への第一歩です。冷えからくる不調は多いので食事からも対策をして美味しく優しく整えましょう♪
重ね煮とは?冷えで悩む人にこそ知ってほしい体が温まる調理法というお話でした。ご参考にしていただけたら嬉しいです。



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