こんにちは。南イタリアのおばあちゃんの出会いとオレキエッテについて書いてます。
手打ちパスタ オレキエッテ 菜の花のソース
昔、オレキエッテが作りたくてプーリア州に行きました(笑)
オレキエッテというのは南イタリア、プーリア州の手打ちパスタです。形は耳たぶのように丸いです。イタリアには面白い名前の料理がたくさんあるんですよ。パスタは形状が似てる名前が付く事が多いです。
Orecchietteというのは「小さな耳たぶ」という意味から名づけられました。だから幸福をもたらしてくれるような福耳みたいな形をしています(笑)
日本でも輸入食材店で乾燥したタイプを見かけます。でも、オレキエッテはやはりモッチモッチの、手打ちパスタが一番です。食感やソースとの絡み具合が異なります。
ブリンディシにあるご家庭に滞在させてもらい、プライベートレッスンをして頂きました。教えて下さったのはメッリーナおばあちゃんです。
お料理が得意な方で、安心感があります。今はお料理教室は引退されました。
何十年も作り続けたオレキエッテを教えて下さったのは本当に貴重な時間でした。
料理の勘で的確に判断し、どんどん作っていく姿が印象的です。ずっと家族のためにお料理を作ってきのがわかります。無駄な動作がなく、圧倒されてしまいました。
そんな料理を作っているおばあちゃんの姿が魅力的でじーっと眺めていました(笑)かわいらしいメッリーナおばあちゃんのイメージから想像が付かない南イタリアのマンマの強さを感じました。
オレキエッテはセモリナ粉で作りますがアッツアッツの湯を入れて両手で捏ねて行きます。あっとい間にまとまっちゃう、時間はかかってるんでしょうけど動きがスマートです。
形成するときも、とにかく 手早くて(笑)
オレキエッテ
宙に舞う(笑)
という印象です。かっこいいな~!!
デモンストレーションを見学、手を出すすべがなかったかな(笑)
※レッスンではぬるめの湯でゆっくりやりますのでご安心下さい(笑)
メッリーナおばあちゃんとのレッスン風景
しばらく眺めていると、「さあ、やってみて(笑)」とチャレンジさせてもらいました。いよいよです!
最初はなんか全然、違うなぁ~とか思いながら、、、へんちくりんオレキエッテの連続(汗)
分厚くなったり、おっきすぎたりと(涙)しかし、数をこなすうちに段々とうまくなりました。形になり、嬉しくなっていく瞬間です。
教えてもらいながら無心で作ってたのを覚えています。
上手に作りたくて(笑)どうしたらおばあちゃんのオレキエッテになるのか探りながら作りました。
集中している時間です。
レッスンでもよくある話です。ずっと皆さんでお話していたのに、手打ちパスタを作り始めるとピタッと静かになります。手打ちパスタ作りは大人の遊びというか、作業に集中できる時間だなと思います。
心の中は、イタリアで習いたかった料理を前にテンションが上がります。静かに作ってるので誰にも突っ込まれませんが、気持ちはマックスです(笑)
気持ちとは裏腹に冷静に手打ちパスタ作りに励んだのを覚えています。
イタリア料理は日本にある食材で十分に作れます。
このメッリーナおばあちゃんが何十年も作り続けたオレキエッテ。
おばあちゃんのお母さんから受け継がれた郷土料理。
習得し日本でお伝えできたらどんなに素敵だろうと想像しながら胸がワクワクが止まりません。
余談ですが実は大人だけでなく手打ちパスタづくりは子供も好きです。食べられる粘土のような遊びという所でしょうか(笑)?粉を触ったり捏ねたり、形成する作業は子供にとっても癒やされて興味深いのです。
さらに自分が作り、楽しく作った料理がおいしかったら、達成感は頂点だったりします(笑)メッリーナおばあちゃんのお家にはあの頃、小さなお子さんがいらして、たくさん手伝ってくれてました(笑)本当に可愛かったです♪
また、恋人が喜んでくれたという生徒さんがいらっしゃいました(笑)
教室の生徒さんが嬉しいご報告をしてくださいました。生徒さんは過去に一緒にオレキエッテを作った事があります。旦那様になる方に作って差し上げたそうです(笑)「おいしい♡」って言ってくれたとラブラブなお話しを伺い、私まで幸せな気持ちになりました(笑)
ワインがお好きな方ですがお相手の方もお飲みになるようです。オレキエッテとワインできっと楽しい時間になっただろうなと思います。
手料理、手打ちパスタってちょっと、驚かれたかもしれませんね(笑)
お料理を作るメッリーナおばあちゃん
話を戻して、やはり、お料理教室で試食は一番楽しい時間です。
おばあちゃんが想像以上に長く茹でた、オレキエッテが気になります(笑)プーリア州ではオレキエッテをチーマ ディ ラーパという野菜と一緒に食べます。菜の花と似ている食材です。チーマ ディ ラーパとアンチョビのソースがオレキエッテとトロンと絡まりおいしかったです。身体中の細胞が喜んでました(笑)
手打ちパスタですがまだまだ、食べたくて
また、オストゥー二という要塞都市に行き、あるレストランでも食べました。オストゥーニは別名「白い町」と呼ばれる所です。
周りは立派はオリーブ畑が広がります。赤土にそびえ立つ大きな芸術的なオリーブの木は、エネルギーに満ちあふれ見事です。
訪れた日は少し、曇っていたので明るく活気のあるイメージと異なりました。丁度、お昼休みだったので人気がなく、ちょっぴり怖いくらいです(汗)お化けが出そう~(汗)
オストゥーニの小道
レストランで食べたオレキエッテです。ブロッコリーのソースで頂きました。
少し、手打ちパスタの色が灰色っぽいです。あのときはただ、おいしいと食べてましたが、焦し小麦を使ったパスタだったかなと思います。焦し小麦は焼かれてるので通常のパスタより、色が灰色っぽくなります。
プーリアのバーリ周辺の食文化で、焦し小麦というのが食べられます。
昔、いい小麦だけを収穫してから小麦畑を焼いたそうです。次の畑作りのために掃除したんですね。
焼いた後の畑からは焦げた小麦が残りました。でも、殻は焦げましたが中食べられます。貧しい農民達はいい小麦は食べられませんでしたが焦がし小麦を食べることが出来ました。今となってはレストランなどで食べられる逆に高級な食材です。
メッリーナおばあちゃんが作り続けた郷土料理、オレキエッテをご一緒に作りませんか(笑)?。
プーリア州のオレキエッテを3/24日 麻布十番のキッチンルームで作ります。詳細は下記になります。
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今後のレッスンについて
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