イタリアンレストランではどうしてオリーブオイルをたくさん料理に使うのですか？というお話です。
先日のレッスンで生徒さんからのご質問で「イタリアンレストランとかでは料理にたくさん使ってますがどうしてですか？」とご質問を頂きました。
レストランではどうしてたくさんオリーブオイルを使うんだろう？
イタリアンではどうしてそんなに沢山オリーブオイルを使うのかしら？とか、沢山かけて料理が油っぽくならないのかしらと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
和食では殆ど、油を料理にかけて楽しむという事がないので疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
料理の仕上げにもたっぷりかけるイタリア
昔、トスカーナでの料理教室やリストランテ研修の時にほとんどの料理の仕上げにエキストラバージンオリーブオイルをたっぷりかけていました。
その時はこんなにイタリアではたくさん料理にかけるんだなと驚きました。エキストラバージンオリーブオイルを片手で持って瓶の口を親指で押さえてオリーブオイルの量を調節してかけているシェフがとってもカッコよく見えました（笑）
プーリア州のオレキエッテ
美味しいから沢山かける？
イタリアではオリーブオイルをたくさん料理に使うのは美味しいから使われているのだと思います。オリーブオイルには美味しい秘密がありそうですね。
他の油とオリーブオイルの違い
オリーブオイルは他の油とは違う所があります。油というと菜種油、胡麻油、米油などがスーパーに売られています。イタリアは圧倒的にオリーブオイルを沢山使いますが、ひまわりオイルやピーナッツオイルなども使います。
他の油とオリーブオイルを比べると何かが違うと気づいた方もいらっしゃるかもしれません。オリーブオイル以外の油は種から作られているのが多いです。しかし、オリーブオイルはオリーブの種を絞った物ではなく、果肉の部分を絞って作られたオイルです。
その為、オリーブオイルはオリーブのジュースと表現されます。
南イタリア プーリアのオリーブオイル農園
話はずれてしまいますが、昔、ある料理学校で働いていた時に和食の講師とオリーブオイルの話になって、その時、彼はオリーブオイルの事をオリーブ油と言っていました。確かに間違ってないし、その通りなんだけどオリーブ油って表現すると印象変わるな〜って和食の講師に話して大笑いした記憶があります。私の中ではオリーブオイルは他の油と違うという感覚があったんでしょうね（笑）
ワンランク上がる魔法の調味料
オリーブオイルはオリーブの種類や産地によっても大分、風味が変わります。私はトスカーナの青々としてピリッと辛味のあるオリーブオイルも好みです。魚介や野菜には辛味や苦味がマイルドなタイプのオリーブオイルもおすすめです。
オリーブオイルには悪玉コレステロールを下げる効果や抗酸化のポリフェノールや肌にいいビタミンAやビタミンEも入ってますので美容にもいいオイルです。
イタリア料理にオリーブオイルをたっぷりかけるとオリーブの風味がお料理を引き立ててくれます。
特に後からかけるオリーブオイルは美味しいエキストラバージンオリーブオイルを使っていただくと健康的ですし、よりお料理が美味しくなります。
生徒さんからのご質問の答えはお料理がより美味しくなるのでイタリアンレストランでもたくさん使われているんだと思います。
イタリアンレストランではどうしてオリーブオイルをたくさん料理に使うのですか？というお話でした参考にしていただけたら嬉しいです。
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