ヴェネット州の料理って何ですか？

水の都、ヴェネツィアがあるところなので海の幸が豊富です。ヴェネット州の料理って何ですか？って思われる方もいらっしゃると思います。

　イカやカニ、アサリなどの貝類、いわしや白身魚、干し鱈など魚も色々あります。

　肉料理ではレバーを使った料理が目立ちます。イタリアというとパスタのイメージですが、お米の産地があるのでパスタよりも米を食べる場所です。とうもろこしの粉を練ったポレンタもよく食べます。

　今月はヴェネット州で食べられている野菜料理とご馳走お肉料理をお伝え致します。

2月メニュー　ヴェネット州の料理

ほうれん草のフリテッレ　ボリューム満点！卵料理♪

　旬のほうれん草は甘さがあってとっても美味しいです。肉や魚が入らずたっぷりとほうれん草のおいしさが味わえます。溶いた卵と松の実やレーズン、ほうれん草と合わせます。スプーンでたっぷりすくって多めの油に落として作ります。両面、ふっくら焼いたら出来上がりです。

　かんたんですがヘルシーでボリュームのある前菜です。おつまみや花見弁当などにもにもおすすめです。ほうれん草がたくさん食べられます。

　ほうれん草の食べ方が知りたい方、また、ほうれん草をいつも添え物として食べてる方はほうれん草が主役になる料理のレパートリーが増えますよ（笑）

ほうれん草のフリテッレ

新じゃがいものリゾット　シンプル材料で作るじゃがいもの米料理

　ヴェネット州ではロッサーナというマンマにたくさん郷土料理を教えて頂きました。

　ロッサーナが話してたのはリゾットを食べる場合、1種の野菜でリゾットを作るという事でした。春でしたらグリンピースやアスパラのリゾット、冬でしたらラディッキオなどその野菜の味を楽しみます。

　今回は新じゃがいものリゾットを作ります。リゾットを作りにはいくつかポイントがあります。その一つに米を炒めて油でコーティングするという事です。炒める事によって水分を入れても途中での煮崩れを防ぎます。水分もはじめは多めに入れて仕上がりにいくにつれて少量の水分を足しながら作ります。混ぜるタイミングなどもお伝え致します。

　また、リゾットは鍋で作りますが、初心者の方はテフロン加工されたフライパンで作ると失敗しにくくなります。

　リゾットはイタリア米でなくてもスーパーに売っている無洗米でかんたんにできます。入れる食材は同じ鍋で炒めて生米から作りますのでお米を炊くよりリゾットの方が早く出来上がります♪リゾットは水で作る場合もありますがブイヨン粉末とパルメザンチーズも入れます。パルメザンチーズは冷凍保存もできますので、ブイヨン粉末のストックがあればお家リゾットの幅も広がりそうですね（笑）

新ジャガイモのリゾット

鴨のサルサ　ペヴェラーダ　鉄分豊富スパイシーなレバーのソース

ブッソラーイ　ブラーノ島の漁師の奥さんが作るコクのあるクッキー

　ドルチェはブッソラーイというブラーノ島発祥の焼き菓子を作ります。

　漁師の奥さんが漁に出る旦那さんにもたせた焼き菓子です。長旅でも食べられるように日持ち用です。シンプルな材料ではありますが白身は殆ど入らず黄身が多いので濃厚なお味です。イタリア語で羅針盤という意味のbussolaブッソラがなまってブッソラーイになったと言われています

　形はリング状またはS字型です。キオッジャという場所では塩味のグリッシーニのようなブッソラーイもあるのでいつか食べて見たいなと思います。

　ビスコッティやクッキーを作るときは生地を多めに作って半分を冷凍する事もオススメです。生地を解凍して形成し、焼くと同じようにおいしく食べられるからです。せっかく作るのなら2回楽しみたいです（笑）

ヴェネツィアでもよく見かけるヴェネット州の焼き菓子は食後に食べると止まらなく、ついつい会話も弾んでしまいます♪

ブッソラーイ

〈日程〉

2/15土、17月、18火