こんにちは。
今週末はピエモンテ州のお料理レッスンです。
ピエモンテ州は高級食材やおいしい物の宝庫です。以前、私もこれらを求めて娘と二人でピエモンテ州に行きました。行く前は白トリュフにブラサート、料理レッスンに心を弾ませてましたが、真冬だったので娘ちゃんはまさかの胃腸炎からの病み上がりでした(涙)
ドクターからはOKを貰って出発しましたが親としては申し訳なかった気持ちで忘れられない旅になってしまいました。
成田からローマに行き飛行機を乗り換えてトリノに着きました。夜の便だったので、タクシーで宿まで向かいました。タクシーの中では娘はよくわからない所に連れてこられてボケッとしてましたが、宿に着いたら大はしゃぎで、ちょっと安心したのを覚えています。
北イタリアはミラノから食べ歩きで下った事はありましたがちゃんと来るのは初めてでした。
まず、驚いたのが道の綺麗さでした。イタリアではちょっと奥地にいくとまだ、道が舗装されてない所もあったので道が舗装されてるだけで安心感がありました(笑)カラブリアに行く途中に通った高速道路のボコボコ感が懐かしいです(笑)なんだか洗練されているトリノの雰囲気がとてもエレガントに感じました(笑)
ピエモンテでは食べたい物がたくさんありました。
ワインも魅力的です。ピエモンテ州はバローロ、バルバレスコといったネッビオーロという長期熟成型の品種や軽めのバルベーラやドルチェットなどのワインや甘口のモスカート、ランゲのシャルドネ、アスティ地区のアスティ・スプマンテなど魅了的なワインがたくさんあります。
ブラサートというピエモンテの赤ワインの肉の煮込みもそのひとつです。
こちらのお料理はアルバのおいしいレストラン。osteria dell’ARCOのブラサートです。
osteria dell’ARCOのHPはこちら
よく作るイタリア奥地のマンマの素朴な温かいお料理も大好きです。しかし、ブラッサートのようなエレガントなお料理を頂くとどこか優雅な気分です(笑)イタリアの人達もそんなお料理を求めてピエモンテに来るのでしょうね♪
お教室ではフォークで切れるやわらかいブラサートを作ります♪コラーゲンがたっぷりで美肌効果があります。
これはレストランで食べるお料理かと思いきや、ご家庭でも鍋ひとつで出来ます。調理の工程も少なく、肉と野菜とワインで煮込むだけなのでとてもかんたんです。
自分へのご褒美料理やお客様のご馳走料理などにもオススメです。
プリモにヘーゼルナッツのタイアテッレを作ります。ピエモンテの南部、アスティ地区周辺はヘーゼルナッツの産地です。アスティというとアスティ スプマンテというスパークリングワインも有名です。日本でもよく売られてます。
アスティに住んでらっしゃるチンチアさんにおいしいヘーゼルナッツをソースにしたタリアテッレを教えて頂きました(笑)
レッスンの前にヘーゼルナッツ工房に行きました。山の中に小さくたたずむ工房の中からはローストされたヘーゼルナッツの香りが広がります。おいしくってずっと嗅ぎ続けていたい香りです(笑)出来たてのローストされたヘーゼルナッツは感動的なおいしさでした♪
ピエモンテは綺麗な空気と水で上質な食材に囲まれてます。
食材にこだわってらっしゃる方も多く、習ったお教室ではオーガニック食材や全粒粉を使っていたりグラニュー糖は使わず黒糖やきび糖を使ってたりと特に食に関してこだわりのある方が多いなという印象でした。
オーガニック食材の認証を取るのにお金がかかるのでオーガニックでも表示されてないものもあたりするそうです。小麦を白くするのは戦後の事で戦争中は配給制でふすまや全粒粉などを食べていました。お年寄りは全粒粉を見ると戦争中の食事を思い出し、躊躇していたようですが今では身体にいい食事と見直されてる食材です。
水が綺麗で空気が綺麗な場所に住んでいると自然と身体にいい物を食べたくなるのかもしれないですね。
この話を聞いた時に日本の玄米と似ているなと思いました。
イタリアでは野菜をクッタクッタに煮る人も多いけど、ピエモンテでは日本のようにちょっと固めに茹で上げた物が食べられました。食べ物や食材にこだわってる所がよくわかりました。なんて、道路が綺麗だったり固く茹でた野菜が食べられただけで随分、ピエモンテひいきだな(笑)
ヘーゼルナッツのタリアテッレはチンチアさんというマンマに教えて頂きました。
チンチアさんはスタイル良くって親切な方でした。ふんだんに使ったヘーゼルナッツが美味しかった(笑)
胃腸炎の病み上がりの娘もペロッと食べてしました。
レッスンでもたっぷりのヘーゼルナッツを使います♪クリーミーな贅沢なヘーゼルナッツのソースとタリアテッレと絡まって気分はアスティに飛んでっちゃいます(笑)
イタリアでは松の実をペースト状にしたソースやクルミのソースなどナッツがソースになったパスタを食べますがとてもおいしいです。ナッツ類は栄養価が高いので食事でふんだんに摂れるパスタはとっても濃厚です(笑)
何より色々な食材を使わないのでナッツの味がダイレクトに感じられるのが好きです(笑)
ピエモンテのもう一人のマンマ、フェルナンダさんにはアマレッティを習いました。
フェルナンダさんのレッスンと言えば衝撃だったのがドルチェも計らないで見て食べて覚えるという風におっしゃってました。あっ、でも他の州でもそういう事あったか(笑)!
日本の料理教室ではあまり考えられないレッスンですがこのイタリア流も嫌いじゃないです(笑)むしろ興味があります(笑)日本だとパンやお菓子は計るのが当たり前にみたいな所がありますから。
イタリアだと特に手打ちパスタやメイン料理などでも大量に作り、どんどん仕上げていきますので計らないこと多いです(笑)
アマレッティは南のニッツァ、モンフェッラートという場所ではアーモンドで作ってやわらかく作ります。フェルナンダさんは杏の核を使ってカリカリに仕上げてます。このちょっと大きめのアマレッティが甘くてたまらなくおいしいのです(笑)アマレッティは小麦粉が全く入らないお菓子です。
アマレッティはボネというピエモンテのココアのプリンの材料にも使います。ピエモンテ料理はおもてなしにもちょっと素敵なお料理です♪
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今後のレッスンについて
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