ラムとマトンの違い ラムとかマトンとか生育期間はどのくらいで呼び方が変わりますか？と先日、レッスンで生徒さんからご質問を頂きました。
目安ですが、出回っている羊肉で１年未満の羊肉をラムといい、永久門歯が０本。
そして１年以上の永久門歯が２本以上生えている羊肉をマトンと呼ばれています。生育期間だけではなくて永久門歯の数でも分類されているようです。羊肉はさらに細かく分類されているようです。
肉質はラムの方がマトンより柔らかく食べられます。
スーパーで入手できるのはこの辺りたりではニュージランド産のラム肉が多いです。地域によっては国産のラムが食べられている所もあるようです。
飼育方法や農場や品種、育ち具合によっても変わるかと思いますので、はっきりとはお伝えできないのですがちなみにイタリアだったら、下記の分類を目安にしていただけるといいかもしれません。
agnellino da latte アニェッリーノ ダ ラテ
生後３、４週間の乳飲みだけで育った仔羊です。まだ、草も食べていないので本当に赤ちゃん羊ですね。色は白っぽいピンク色です。しかし、６週目くらいの仔羊も出回っている場合もあります。
昔、トスカーナにいた時はではabbacchioアバッキオとも呼んでいました。ローマなどで昔は棒で叩いて屠殺されたものを言っていましたが、今ではアバッキオと呼ばれていても本当のアバッキオは少なくなっているようです。
私が昔、シエナで食べた事のあるアバッキオも柔らかくて美味しかったですが本当の意味でアバッキオだったかなと思います。
agnello アニェッロ
生後３ヶ月までの仔羊です。クリスマスや春のパスクワというキリストの復活祭によく食べられるお肉です。昔、ピエモンテのイタリア人の先生に「クリスマスはいつもどんなお料理を食べるんですか？」と伺ったら「secondo（メイン）は羊肉をよく食べるのよ♪」とおっしゃってました。
イタリアではクリスマスに羊料理を作られるマンマがたくさんいるでしょうね♪
agnellino アニェッリーノ
アニェッロの後の生後、１０ヶ月〜１２ヶ月くらいまでの羊肉です。
montone モントーネ
モントーネがマトンで去勢してない生後１年以上の羊です。
ラム肉は柔らかく、クセもそんなにないので塩と胡椒をして焼くだけでも美味しいです。お家でもお気軽にお試しいただくのも楽しいかもしれません♪
ラムとマトンの違い ラムとかマトンとか生育期間はどのくらいで呼び方が変わりますか？というお話でした。ご参考にして頂けたら嬉しいです。
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