こんばんは。
もう冬だというのに夏の思い出を語ります。
8月はGenovaのReccoという街にあるリストランテ Vitturin 1860で郷土料理のレッスンを受けました。
習ったお料理は手打ちパスタ トロフィエとストリートフードのファリナータ、栗のケーキ カスタナッチョ、レッコのフォカッチャ♪
オーナーさんがトロフィエを教えて下さいました。
実は私、無意識のうちにトロフィエをちょっと侮ってていたようです(汗)オーナーさんはかんたんに作ってらっしゃるように見えました。
しかし、あんなに形にならないとは想定外でした。。。情けない(涙)
オーナーさんの幼少期、1960年代はまだ、生パスタ屋というのがなかったそうです。テレビもなく、時間を持て余していたので子供と親と一緒に作っていたそうです。小さい手の方がトロフィエ作りに向いているとの事でした。
今では沢山のトロフィエの乾燥パスタが売られていますが当時は食べるとしたら自家製です。今とは逆になってきています。貴重な伝統的なパスタだと改めて感じます。
Tegliaテリアというファリナータ専用の焼き型に入れて焼きます。結構重いですが買ってきちゃいました。
トロフィエはジェノヴェーゼペーストと一緒に頂きました。もちもちしてておいしいです。
コルッツェッティの手打ちパスタは松の実のソースと頂きます。マジョラムが入ってますがリグーリア州ではマジョラムをお料理によく使います。
ファリナータは想像してたものより薄いという印象。他でも何枚か食べましたがこの薄さなんですね。ひよこ豆が香ばしくついつい食べ過ぎてしまいます。
フォカッチャというと厚いパンのイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。このFocaccia di Reccoフォカッチャ ディ レッコは薄い生地にストラッキーノというフレッシュチーズを置いて上に薄い生地を被せて焼いてます。生地にはマントバ粉という伸びのいい粉を使ってます。外はパリパリ中はとろとろチーズたっぷり、欲望がぎっしり入ったいけないやつです(笑)
Focaccia di Reccoフォカッチャ ディ レッコはレッコ、ソーリ、カモーリ、アヴェーニョという決った街と材料指定で作られてないと名乗ってはいけないという決まりがあるそうです。4つ以外の街ではFocaccia al formaggioフォカッチャ アル フォルマッジョと呼ばれています。
ちょこっと乗ってるFocaccia di Reccoのマークは食べられます(笑)
栗のケーキ、カスタナッチョはしっかりとしたとても素朴な焼き菓子でした。砂糖なしでほんのり甘い栗の味が田舎っぽくて好きです。
オーナーさんはじめ、マッテオさん、ウンベルトさん、皆さんありがとうございました。
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