イタリアのからすみの食べ方について
イタリアのからすみってどういう食べ方をするか教えて?
サルデーニャ島ではからすみとカルチョーフィ(朝鮮アザミ)をスライスしてレモン汁とEVオリーブオイルをかけて食べたりするそうです。
また、からすみとモッツァレラチーズをスライスしてEVオリーブオイルをかけて食べる食べ方やからすみ粉末はEVオリーブオイルと混ぜてディップにして野菜を付けて食べる食べ方、からすみ粉末をフレッシュチーズと混ぜてディップにしたり、パスタと混ぜて食べたりとおいしいからすみレシピがあります。
6月の80%前日準備のイタリアン単発レッスンの前菜ではサルデーニャ島でよく食べられているからすみとセロリのレシピをご紹介しています。
Youtubeでサルデーニャ島のからすみの食べ方をUPしてます。よろしかったらご覧下さい。
サルデーニャ島のからすみとは
日本だとからすみを作る時にお酒を使うようですがサルデーニャ島のからすみは塩漬けにしてから乾燥させるというシンプルな作り方でした。
以前、カブラスというからすみの産地にあるからすみ工場を訪れました。からすみ工場では8月と9月に生の卵巣をとって、冷凍して作ってました。
塩をまぶして数時間から1日塩漬けにします。他の工場で大量生産の場合は7日か8日扇風機で乾かしながら作ってました。
ボラの卵巣を取り出すところから出来上がりまでを見せていただきました。手間のかかる作業を目の当たりにして改めて感謝の気持ちを感じました。
カブラスのからすみについてYoutubeでお話させていただいてます。こちら。もし、よろしかったらチャンネル登録をお願い致します。
からすみはとっても大好物です。からすみのおいしさを教えてくれたのは紛れもなくもう昔昔の最初の料理留学をしていたシエナにいた頃です。
時々、スーパーで小さいからすみを買って食べてました。からすみは高級食材ですが、スーパーに売っていた小ぶりのサルデーニャ島のからすみはその当時3€位だったと思います。食べ方は決まってネギと合わせてました。
大根が売っている時はも入れてました。イタリアにいながらサルデーニャ島のからすみを食べているのに食べ方は台湾流でした(笑)
イタリアのからすみの食べ方のまとめ
サルデーニャ島のからすみは時々、成城石井さんに売ってます。シンプルに塩で締めて乾燥して作るサルデーニャ島のからすみはとっても濃厚でおいしいです。今月は薄皮をむいて下処理をしたからすみとセロリでサラダを作ってますが皆さん、おいしいと言ってくださってます。是非、サルデーニャ島のからすみでお話したレシピで作っていただけたら嬉しいです。
パーネ カラザウとは?
パーネ カラザウとはサルデーニャ島の薄いパンです。パーネ カラザウは羊飼いが日持ちするように作ったパンです。サルデーニャ島には羊飼いの料理があります。
Youtubeでパーネ カラザウについて話してます。こちらから。
パーネ カラザウの味や食感が知りたい
パーネ カラザウは食べるとパリパリと音がするので本土では楽譜パンと呼ばれているそうです。以前、オリエナというパーネ カラザウ発祥の待ちにある、個人のパーネカラザウ工房を見学に行きました。ご夫婦で作られている工房でした。パーネ カラザウを薄く伸ばしてから丸く切って石窯で焼いてました。
石窯い入れると大きく膨らみます。それを2枚に剥がしてEVオリーブオイルを回しかけてまた、石窯に入れて焼きます。そうすると焼き上がりがパリッとして本当においしくなります。
パーネ カラザウのおいしい食べ方
パーネ カラザウはそのままでとってもおいしいですが、お料理にも使います。カリアリのレストランで食べたときにとってもおいしかったのでレッスンでもトマトを乗せました。パリパリの食感とトマトの爽やかさが夏向きのお料理でした。
オリエナのパーネカラザウの工房ではパーネフラッタウとうトマトソースやポーチドエッグと一緒に食べるお料理を作ってくれました。また、ミネストローネにも入れてくれました。
パーネカラザウもサンドイッチは難しいけどパンと同じように食べていただけます。
パーネカラザウを食べて見よう
輸入食材店でも中々見つけられないサルデーニャ島のパーネ カラザウは通販でも売ってますので是非、見つけた時にはお試しいただけたら嬉しいです。
フレーゴラって何?
かんたんそうに見えるフレーゴラ(笑)
サルデーニャ島のカブリエッラさんが作っていたときはとっても簡単そうに見えました。
ガブリエッラさんはシベッタ全体に水でスプレーして左手にセモリナ粉を持って同じ場所からシベッタに入れていきますにまた、これの繰り返しです。
途中でキメの細かいリマチナータのセモリナ粉を繋ぎに加えます。人によっては水の代わりに卵を加えた水を使います。そうするとふっくらとしたフレーゴラになるそうです。
シベッタについてYoutubeで話してます。こちらから
シベッタはないものの大きいバットで初めて作ったらびっくり、全然丸まりません(汗)
しかも出来上がるまで1時間位かかってしまいました(汗)これ、レッスン向きじゃないかな~と一瞬、よぎりました(悲)
やっぱり、あの、シベッタがないと難しいのかな?と思いましたが何度が作っていくうちにコツが掴めてきました。
フレーゴラの作り方のコツを掴んで楽しく作る
フレーゴラ作りを半ば、諦めかけましたが何度が作っていくうちにコツが掴めて時間が短縮しました。結果、10分位で作れるようになりました。他の手打ちパスタを作るのと同じくらいの時間です。
シベッタがないので大きいバットに全体に水をスプレーしてセモリナ粉を全体に広げて同じ方向に混ぜます。端によったセモリナ粉をまた、中央に集めて、全体に広げてスプレーをしてセモリナ粉をを広げて混ぜての繰り返しです。水は気持ち多めにする方がうまくいくようです。
好きなサイズに出来上がったら1日乾かします。完全に乾かしたい場合はオーブンに入れて100℃位の低温で乾かします。
サルデーニャ島の旅案内をして下さったフジタトモコさん著の「家庭で作れるサルデーニャ料理 イタリア 地中海 「長寿の島」から」にサルデーニャ島のおいしい料理がたくさんご覧いただけます。おすすめの本です。こちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N6XYRJA/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
フレーゴラの乾燥パスタ
フレーゴラの乾燥パスタもあります。焼き色がついてる乾燥パスタは香ばしいです。
乾燥したフレーゴラについてのお話はこちらから
フレーゴラってどんなソースと合わせる?食感は?
口の中に入れるとプチプチとした丸い食感が楽しいパスタです♪
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