最近は小麦粉の代わりに米粉でパンやお菓子が作れたり、お米の新しい食べ方が楽しいなと思います。昔から食べられている米粉と最近の米粉の種類については色々とあります。
私はイタリアン専門なのでほとんど和菓子は作りませんが小さい頃から食べ親しんだ和菓子には製法が違った米粉が使われていました。
作るものによりこんなにも種類があったのかと驚かされます。
日本には奈良時代に遣唐使により伝えられました。伝わってきたのは米粉で作られた唐菓子です。
唐菓子とは米粉に水や甘味料を加えて果物などに形どり油で揚げたお菓子です。貴族の間で親しまれたり仏前に供えられてたようです。
唐菓子というのもあまりいただいたことがないですが、かりんとうに少し似ているねじってあるタイプの唐菓子は何度か食べたことがあります。歴史のあるお菓子だったんですね。
つい最近までは米粉は和菓子に使われいました。
米はうるち米ともち米があります。種類も色々とあります。
【うるち米】
上新粉・・・団子や柏餅、すあま、せんべいなど主に和菓子に使われます。
上用粉・・・団子や柏餅などに使われますが上新粉よりも細かく製粉されるので高級な和菓子に使われます。
乳児粉・・・乳児食や重湯に使われます。
米粉パン用・・・パンなどに使われます。
米粉菓子用・・・菓子などに使われます。
【もち米】
白玉粉・・・団子、白玉、求肥、大福に用いられます。
もち粉・・・もなかの皮に用いられます。
寒梅子・・・千菓子、豆がし、落雁などに用いられます。より粒子の荒いものをみじん粉といいます。
道明寺粉・・・桜餅、おはぎなどに使われます。
レッスンでは主に米粉パン用と米粉菓子用を使ってます。
これらの米粉は昔からある米粉と比べると新しいタイプです。
それぞれの用途以外でも料理のとろみづけに使ったり、お菓子のプリンやパスタソース、スープなどにも使えます。昔からある和菓子用の米粉ではないですがイタリア料理にもとても使いやすいくて重宝してます。
米粉によっては加熱してから製粉してるものもあります。
例えば寒梅粉には忘れられない失敗エピソードが(笑)
寒梅粉も加熱してあるのですが、以前、友人が千菓子の作り方を教えてくれた時に乾かすだけと知らずにオーブンで焼きました。すると、ペターっと溶けてしまいました(笑)
イタリアで焼かない粉料理を見たことないので加熱してある米粉もあるなんて思わなかったんですね。
昔から食べられている米粉と最近の米粉の種類については色々とあるんだなと学びました♪米粉は美味しいし、腸活にもなりますので是非、日々のお食事に活用していただけたら嬉しいです。
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