米粉パンを作ったら固くなってしまいましたどうしてですか? イタリア料理教室 東京都小平市

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米粉パンを作ったら固くなってしまいましたどうしてですか?とレッスンの時に質問を頂きました。

何か一つの理由だけという事ではないので固くなってしまう原因はいくつか考えられます。

今回は下記の可能性のある4つの原因について書かせて頂いてます。

1.混ぜ込み不足

 サイリウム(オオバコ)を使うレシピではしっかりと混ぜて、生地全体に混ぜ込みます。混ぜるのが足りないとサイリウムがダマになって水分を吸収しません。しっかりと生地を混ぜるとサイリウムが水分をだんだんと吸収していき、生地がまとまるに連れて重くどっしりとしてきて、ひとまとまりになります。混ぜ合わせるのが足りないと生地がベタッとしてしまい膨らまない原因になります。

2.発酵不足

 発酵が足りないと生地が固くなってしまいます。発酵の温度と時間は大切です。生地の状態を見て発酵が足りないようであれば1.2倍〜1.3倍になるくらいまで待ちます。

3.スチーム発酵

 レッスンではスチーム発酵キーは使用しませんが、作られた方のオーブンは40℃の発酵は自動でスチーム発酵になるそうです。スチーム発酵キーを使うともしかしたら、スチームによって米粉の生地に水分が多くなってしまったかもしれません。生地に水分が多くなるとベチャっとした感じになり、膨らまない原因にもなります。食感が固くなってしまったのかもしれません。

4.過発酵による劣化

 暑くなってくると発酵も進みますので発酵しすぎてしまった事により、劣化が進んで固くなってしまったという事も考えられます。過発酵により固くなってしまった場合は発酵時間を短くしてみて下さい。また、暑い季節は過発酵になりやすいです。今年は特に暑いので発酵時間を短くしてむ難しい場合はイーストの量を少し減らしたり水分量を少し減らして対策していただくのもいいと思います。

 

 また、米粉パン全体ではなく表面が固くなってしまったという場合はアルミホイルを被せて表面を乾燥させないように焼いてみて下さい。アルミホイルをかけることによって生地の表面の水分を逃がしにくくなります。

 

 お家で作った米粉パンが固くなってしまった方は4つの原因の可能性も考えられます。ここが原因だったかもと心当たりのある方はご参考にして頂けたらと思います。

 

 レッスンでは米粉でイタリアパンを作っていますが、米粉で作ると美容効果や健康効果も期待できますのでお家で米粉のイタリアパンを楽しんで頂けたら嬉しいです。

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